採用事例
採用事例
ピンクゴールド色のカラークリア塗装をステンレス製店舗什器に
アクセサリーなどで強い人気のある、ピンクゴールド色。
本来はメッキでピンクゴールド色に装飾するのですが、店舗什器や建材の場合は、大きすぎてメッキの水槽に入らない、構造的にメッキが掛けられない、などの理由で、メッキができないことが往々にしてあります。
その時の救世主が、カラークリア塗装です。
通常、塗料には顔料をいれますが、カラークリアの場合、クリア塗料に染料を入れて調色をします。その塗料をステンレスなどの金属に塗装すると、金属の素地の風合いを生かした、半透明で高級感ある塗膜ができあがります。まるでメッキのような仕上がりです。
今回塗装したのは、東京日本橋のデパートに設置予定のステンレス製店舗什器です。大きさが幅1.5メートル、高さ2.5メートルもあります。当然、大きすぎてメッキはできないので、カラークリア塗装を行いました。
作業途中の写真を掲載しておりますが、ステンレスのヘアーライン仕上げ(細い筋状の模様)のままの状態と、カラークリア塗装後の状態の違いがお判りいただけますでしょうか。
カラークリア塗装は、塗装屋さんは敬遠したがります。なぜなら、塗装を少し厚く塗るだけど、色がどんどん濃くなっていくので、均一な色に仕上げるのが、とても難しいからです。厚すぎず、薄すぎず、ちょうどいい厚みに塗る高い技能が職人に求められます。